第1期食品包装学校卒業生の声

2023年11月22日

Tさん

私は、品質・環境分野(ISO9001/14001)に加え、2013年に食品安全分野(ISO/FSSC22000)の審査・コンサルティングへの参入を開始しました。私は、食品包装を体系的に学習する機会が欲しいと考えていた時、一般社団法人 日本食品包装協会 様から「第1期:食品包装学校」の案内を頂き、“渡りに船”と感じて申込しました。私は、平日に学習時間を取ることが難しく、電車等の移動中や夜・土日を使って受講し、締切に追われて体力的・精神的に厳しかったですが、意外にも成績優秀者表彰を頂きました。グループワークで、他の受講生の方と交流できたことも有意義でした。食品安全分野のリスキリング開始から10年、私は食品安全の基礎的知識は、一通り揃ったと感じています。将来的に、食品包装学校が「WPO:世界包装機構」の食品包装:認定講座に申請・認定される等、食品包装学校が更に発展されることを祈念しております。

 

Oさん

私は包材メーカーに勤めておりますが、自社で扱っている容器以外にも広く包材について学びたいと思い受講しました。実際序盤で、金属・ガラス・プラスチック・紙と各包材に詳しい講師の方々から専門的な講義をしていただき、その目的を達成できたと思っています。その後後半では、食品の種類ごとの容器包装に関する講義が続き、包材・食品の両面から職員包装について学ぶことができました。また各講義で環境問題への対応について言及されていただけでなく、食糧問題・気候問題など食品包装に関わる世界的な問題についても折々で触れられており、食品包装と社会問題の繋がりをより強く意識させられました。毎月の講義の受講と報告書の作成、上期・下期のグループワークなど、こなすことのボリュームが多いですが、その分学びを深められる場だと思います。第2期以降、食品包装学校がより深い学びの場になっていくことを願っております。

 

Yさん

食品包装学校の研修に参加させていただき、心より感謝申し上げます。本研修は一言でいうと“非常に楽しく、非常に有意義だった”と感じております。私たち参加者は社会人として働いているため、専門分野があります。しかし会社で働いていると、それ以外の関連分野について学ぶ機会があまりない状況でした。そういう意味で、本研修では包括的に食品開発、生産機械、包装資材、関連法規等を学ぶことができました。例えば食品の保存に関しては、殺菌/密閉、pH、AW、酸素、温度等の管理によって維持されることは分かっていたのですが、それらをより包括的に学びなおすことができたのは非常に有意義でした。加えて、地球温暖化、リサイクル等の話題もあり、本来の講義趣旨から脱線する話題もありましたが、非常に興味深いものでした。ただひとつ残念なのは、コロナ禍のため最後の懇親会まで集まる機会がなかったことです。先日の懇親会ではビジネスにつながる話題も多々あり、非常に盛り上がることができました。今後、一期生が集まれる機会を提供して頂けますと、非常にありがたいです。最後に、本当にお世話になりました。理事長、講師の皆様、事務局の皆様、本当にありがとうございました。私たちは今回の研修で食品包装の専門性を深めただけでなく、新たな発見や学びを得ることができました。今後もこの研修で学んだことを活かし、食品産業界に貢献してゆけるよう努めてまいります。

 

Tさん

第一期食品包装学校の卒業生として所感を述べさせていただきます。新型コロナウイルス第7波が猛威を振るう2022年5月に食品包装学校は開校しました。当時は対面での受講は難しく、動画配信での受講となりました。周りの受講生の顔が見えない不安もありましたが、自分の好きなタイミングで何度でも聞き直せる動画配信ならではの良さもありました。毎月のフォローアップ研修や食品包装学校ニュースの配信、前後期ではグループワークもあり、対面できない環境でも受講生同士がコミュニケーションを図れる工夫を感じられました。仕事をしながらの受講は負担も大きく、月末の締め切りに頭を抱える日々でした。それだけ濃い講義をご用意くださった講師の方々、事務局の方に感謝申し上げます。ひとえに食品包装と言ってもその奥深さ、幅広さを表現できるものはなく、わたしもまだまだ勉強中の身です。卒業生に贈られる称号、フードパッケージスペシャリストの名に恥じぬよう、今後とも食品包装への造詣を深めて参ります。

 

YYさん

包む事と作る事は、同じ「食」の命を繋ぐ行為ですが、互いに交わることが少ないまま技術が進歩していったように感じます。料理を提供する皿のことは気にするのに、なぜ包む物質について知らずに選択しているのだろうか。そんな疑問から、食品包装学校のドアを叩きました。料理人である私が、業界の垣根を超えて学びの機会を得られたのも、あの日、締め切りが過ぎているにもかかわらず電話をした自分の勇気と、協会の皆様の厚いサポートのおかげです。1年間の学びと気づきは、今、料理人として商品開発に携わる際の大きな力になっております。本年から専門学校で講師として、「エシカルフード」という授業を担当させていただくことになりました。未来を作る次世代の料理人に、包む役割と選択について自信を持って伝えられるもの1年間の学びのおかげです。石谷先生はじめ、講師、事務局の皆様、学びの場を提供くださりありがとうございました。

 

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